なんでもできる?

普段よくあることに、

「なんでもできる」キャラと、「1つしかできない」キャラに分けられる事があります。

 

で、大抵「なんでもできる」はすげーすげー言われながら、でも結局「1つしかできない」人のストイックさには負ける、という、そんな設定で見られます。

 

私はとりあえず色々手を出してみる人間なので、よく「なんでもできる」キャラにされます。それはそれで別に良いのですが、根本的に「どこからどこまでが1つなの?」というところは普段疑問に感じるところです。

 

例えば料理がめちゃくちゃ上手くて掃除洗濯が出来ない人。これは「料理だけはすげー出来る人」。

では料理掃除洗濯はバッチリだけど仕事とか出来ない人。これは「家事だけはすげー出来る人」。

 

じゃあ私も「好きなことだけはすげー出来る人」って感じの一点突破キャラじゃダメなの??と言えば、もう何も分かりません。

 

お絵かきを除いて、ほとんどのスキルは「音楽が作りたい」の派生です。

高校時代はとにかく音楽に触れる環境が欲しくて吹奏楽部に入り、トランペット吹いてチューバ吹いて、パーカッション叩いて。同時にDTMを始め。

大学時代は引き続き軽音楽部でドラム叩いてギター弾いてベース弾いて。

あとMIDIとかネットに公開したかったからHTML覚えたりFLASH覚えたり。

その後就職あたりから楽器そのものも興味が湧いたので電子工作でシンセもどきを作ってみたり。その流れでソフト上のあれこれも試してみたくなってその他プログラムを覚えたり。

転職後はプログラムをより覚えれば面白い音楽ツールが作れそうだと思ったり、そもそもプログラミングスキルを並行して身に付けることでサウンドデザイナーとしての被雇用も維持され。

 

家での曲作りの気分転換にお香炊いてみたり自転車乗っての空気やカメラで撮った写真からのイメージも良いし、車に乗れば家より大音量で音楽が聞ける。

 

…という一点突破です。ええ。

DAWが発達して色々な音楽制作の手法が出来た今、「ピアノと五線譜の記譜」だけが一点突破でもないなと。

料理の一点突破で包丁も使えるしフライパンも使える、味付けもできる、材料選定もできる=「なんでも出来る」とそこまではあまり言われないように。

 

しかし勿論音から外れれば外れるほど単なる趣味って成分も多いです。

まあでも「俺は音楽の為に努力してやってるんだぜ」より趣味感覚のほうが楽しいし大抵そうとしか考えずにやってます。

それが行き過ぎて「曲作りたいけど後回し」だけはやらないように、優先順位だけ設けてはいます。そうすればだらだら何も得られないはずだった時間だけが洗練されていくんじゃないかな、と思います。

まあ下手くそなギターに悔しくなって曲作りそっちのけで弾いてたりもよくありますが笑

 

ただし絵だけは別で、音をやるぞー!と一念発起する前にやってた趣味なので独立してます。中高でフェードアウトして、めっきり向上心が無くなったお絵かきですが、これはこれで良いものです。盆栽みたいなものです。

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